中津川の草ヒロ スバル360


富士重工業 スバル360デラックス
岐阜県中津川市にて 2011年3月撮影
タウンエースの発見で見事に草ヒロの深みにはまり、草ヒロを本格的に撮影する様になった自分。
中津川市の鉱石博物館に向かう途中に発見したのは、あの日本が誇る名車、てんとう虫ことスバル360でした。
通商産業省の国民車構想をも凌ぐ安さと機能性を持ち、車を「みんなのもの」にした車として有名です。
この車の状態を見ると、様々なパーツが欠品しており、内装に至ってはほとんどがらんどう状態です。
この写真には写っていませんが、シートはおろか、ハンドルや計器類すらありませんでした。
一瞬部品取り車にされたのかなと思ったんですが、部品取りにしてはパーツが残り過ぎでしょうか?
コンバーチブル仕様だったようで屋根がなく、かろうじてシートだけで雨をしのいでいます。
さてここで、年式の特定に参りましょう。まずボンネットのスリットが9本であることに着目します。
スリットが11本に変更されるのが1966年9月30日なのでそれ以前の個体だと分かります。
そして、写真はありませんが内装の内張りのデザインから1965年~1966年製のモデルと判断しました。
欠品が多い上に、スバル360の残存数は多いため、いくら低年式でもこの個体は草ヒロとしてはまずまずです。
ですが、一台だけで草ヒロしている360はあまりないらしいので、少しうれしかったですね。
まあ、当時小6の自分を更に草ヒラーの道へと引きずり込むには十分すぎる草ヒロでした。
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